9000
2. エンジン

2−4 バイパスパイプから水もれ
93y9000CDi
お客様からエンジンのどこからか水が漏れているというTELがあり、またラジエターホースのホースでもパンクしたんだろうと入庫した車にラジエターテスターで圧力をかけてみると、スロットルボディーの下の方から湯気が立ち上ってきます。ごちゃごちゃしている場所なので顔をつっこんでよく見るとなんとバイパスパイプに穴があいていたのでした。
バイパスパイプはウォーターポンプからエンジンをぐるりと後側へ半周するかたちでシリンダーブロックに沿ってついていてヒーターホースとスロットルハウジングのホースにつながっています。パイプを交換するためには周辺のじゃまになるものは全て取り外す必要があります。
ラッキーな事にこの車はターボ無しの9000ですのでインテークマニホールドが分割式になっているので多少作業性は良いです。(ターボ車はマニホールドを外すのに結構シビレます。
インテークマニ1   インテークマニ2   インテークマニ3 
上の写真は左が最初にインテークのサージタンクを外したところで、中が中間パイプを外したところでワイヤーハーネスが通っておりこの下にパイプがあります。
バイパスパイプ1  バイパスパイプ2
外したパイプを見るとスロットルハウジングへ向かう枝分かれしたパイプの溶接の端につまようじが入る位の穴があいていました。このパイプに穴があくのはめったにないとは言い切れませんが、廃車寸前の車でこれでダメが入ったことはあります。
バイパスパイプ3新品のパイプがついた状態で右前タイヤ側から見たところです。
部品
パーツNoパーツ名
78 58 921バイパスパイプ
91 46 598Oリング

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