Ａ／Ｃファン回りっぱなし

バッテリーが上がったみたいだが、ケーブルで応援してもセルが回らないとの事で出張。
いざ応援してみると、いきなりＡ／Ｃファンが回る。コンプレッサーのマグネットも入っている。そう言えば昨日エンジン止めた時にファンは回っていたが、いつもの事なので別段気にもしなかったとの事、そりゃー一晩中ファン回ればバッテリーは上がるし、この状態で細いジャンプコードではエンジン始動はちと、きびしい。Ａ／Ｃファン、コンプレッサーのヒューズ（３０Ａ）を抜くと止まったので、エンジン始動して入庫。
工場までたどりついて、ヒューズを入れてみると、もう回りません。　これはおそらく、リレーまわりのトラブルということで点検する事になりました。

室内側リレーはグローブボックスの奥にあるため、グローブボックスを取り外しての作業になります。
このリレーボードには他にエンジンのメインリレーやフューエルポンプリレー等が配置されてます。
今回はＡ／Ｃファンリレーのリレーボード側のターミナルの状態（焼け、溶解、緩み）と裏側の配線の状態、三つ又のジャンプコードでの作動確認等を行いました。
ターミナル部かしめの緩みからの発熱で黒こげ状態の時もありますが、
この車では異常なしでした。

２接点のリレーで信号によってリレーがＯＮになるとＡ／Ｃファン、コンプレッサーそれぞれに電源を供給します。
接点を見るとどちらもかなり白く荒れた状態で信号がＯＦＦになってもひっついたままになっていたものと思われます。
新車からのリレーなので（製造年月日のスタンプ有り）交換しました。
バッテリーも充電し、その後再発無し。