９０００　ヒターコア交換

　９６ｙの９０００ＣＳで運転席と助手席のフロアーカーペットがヒーターコアから漏れたクーラントでぼとぼとの状態でした。　　９０００はマニュアルエアコン、オートエアコンともにヒーターバルブは無く、フラップで温風のコントロールをしています。
　エアコンのエバポレータやヒーターコアの交換となると室内のダッシュボードをばらさないといけない車が多いですが、９０００はエンジンルーム内のバルクヘッドの仕切板を外す事でエンジンルーム側からの作業になります。
　運転席に向かって左側にエアコンのエバポレーターと室内／外気のフラップがありフィルターを通過した空気は右側のブロワーファンに引き込まれて、設定した温度の空気になるようにミキシングフラップがヒーターコアを通過する空気の割合をコントロールする仕組みになっています。

　ヒーターコアを取り出すにはブロアーファンを外せばいいわけですが、今回の作業ではエバポレーターのケースを外してからブロアーファンを外すという手順で行っています。　ブロアーファンはヒーターコアの入っているケースにはプラスチックのツメでロックするかたちになっていて、ブロアーファンだけを取り出すには多少知恵の輪的にやりくりする必要があります。　エバポレーターを外した場合はエキスパンションバルブのＯリングとクーラーガスの補充が必要になります。