６－１　フロントハブベアリング交換

９４ｙの９００Ｓ２．３ｉ　走行距離７万ｋｍ弱ですが、走行中ガリッ、ガリッっという、ものすごい音がすると入庫。
とりあえず、走行しても今のところ音はでないようで？？状態。
かなりすごい音がしたようで同乗していた奥さんも目をむいていました。
休日前の夜でもあり、リフトアップして下廻りを見たが特に異常なし。ただ、左前のホイールがひきずっているのか非常に重い。　もしかするとＡＢＳのバルブブロックの故障かもしれない。
休み明け、テスターでＡＢＳ廻りを点検したが異常なし。　もう一度走ってみる事にしたが、工場の前でいきなりガリッ、ガリッと一瞬確かに何事かというべきものすごい音、おっかなびっくりですぐにリフトへ直行。
ハブにはガタはないが、とりあえず左前をブレーキから順に分解していく事に決定。
ブレーキパッドを外し、ドライブシャフトをハブから抜いた時点で原因が判明。
ハブを手で回してみるとゴロゴロでした。
　走った時にダメなハブベアリング特有のゴー、ゴー音がしなかったのが不思議です。

	ハブベアリングを抜き取った状態です。ここまで一気にやってしまったので最初の方の写真は取り忘れました。Ｎｅｗ９００の前サスペンションはオードックスなストラット式ですがナックルの部分が分離できないのでストラットＡｓｓｙをかついでプレスでの抜き取りとなり、少々うっとうしい。
	抜き取ったハブベアリングと新品ベアリング。密閉式のためプレスで抜き取った時点でバラバラになります。グリスっ気はありませんでした。右側のハブベアリングも状態が気になりますが、密閉式のためグリスの状態がわからないのでそのままいくことにしました。
	ハブのベアリング圧入部分の先端が見事に摩耗していました。この部分とベアリングのインナーレース部分（本来は圧入固定）が空回りした時にものすごい音が出たんだと考えられます。
	摩耗したハブに新品ベアリングを載せて見るとスッポリ。圧入で固定すべき部分がこれではダメです。ハブも交換となりました。
	新品ベアリングをプレスで組み付け中。
	ベアリングを圧入してサークリップをつけたところです。この後ハブを圧入します。Ｐ．Ｎｏハブベアリング　　　４２　４２　２０２　　　　サークリップ　２ヶ　４３　４５　４５０　　　　ハブ　　　　　　　　４２　４２　１９４　　　　ロックナット　　　　８９　６５　３６０