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964−4 92yカレラ2 ABSランプ点灯
92yカレラ2Tip
走行中、ABSの警告ランプが点灯(!マークも)するということで入庫。
この車ではDME,ヒーティング、Tip、エアバッグ、アラームのシステムがテスターでの対象になっており、ABSは故障コードの読み取りはできない為(カレラ4は可能)とりあえずテストランで症状を確認することにする。
テストランで20分ほど走行すると、40km/h位で2〜3回ランプが点滅(ポイント1)、以後頻繁に点滅(!マークも)するようになった。
20km/h位(ポイント2)でも点滅することがあり、また警報ブザーも鳴るということだったが瞬間的に点灯するのでブザーが鳴るところまでにはならないようだった。走りながらおよそ故障の見当がついたので症状を検証しつつ工場へと戻った。
ポイント1
通常、警告灯のたぐいは一度点灯すれば、キーOFFでキャンセルしない限り点灯しぱなしになるはずである。
ABSのコントロールユニットが故障を感知してランプを点灯させている状態ではないようである。
ポイント2
20km/h程度のスピードではABSモードにはならない。(雪道等でABSがいつまでも効いていたら止まらない!)
ホイールセンサーが不良なら走り出してすぐに点灯するはずである。
結論
ABSリレーの不良でABSコントロールユニットへの電源供給が断続的に途絶えるのが原因と判断、リレーボードの点検(ヒューズ、リレーの差込口ターミナルの状態)とABSコントロールユニットカプラーのピン点検、バッテリー点検の上ABSリレーを交換、完治しました。
リレーボード 今回のように特定の症状から故障個所を決め付けてしまう事もあります。勘で直すってやつです。
但し、同じ症状でも他に原因がある可能性もあり、事実、チェックポイントは過去の経験からもたくさんあり、原因がわかるまでしらみつぶしに調べる事もある。
ABSリレー ABSリレー、熱をもってくると、作動不良になるみたい。
運転状態では常に通電しており、発熱もかなりあるため、アルミのケースになっている。
製造スタンプは92,2,11でした。リレーもこれぐらい経つとぼちぼちということでしょうか?
部品
928 615 124 01 ABSリレー  

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