カレラ２　デストリビューターベルト切れ

カレラ２はご存知のように各シリンダー毎に2個のスパークプラグが取り付けられており、ダブルイグニッションとなっています。
２個のデストリビューターキャップによってインテーク側とエキゾースト側プラグへ同時点火されます。
インテーク側のプラグはエンジンと直結したローターで点火されますが、エキゾースト側のローターはコグドベルト（歯付きベルト）で駆動されているので、ベルトが切れるとインテーク側のプラグにしか火が飛ばなくなります。（ホールセンサーはインテーク側のデス内にあるので気筒判別はできる。）
インテーク側のプラグだけでもエンジンはかかり、走る事はできますが、加速が悪い、パワーがないのが実感できます。
問題なのはベルトが切れて駆動されなくなったエキゾースト側のローターの位置によっては特定のシリンダーのエキゾースト側プラグが吸気サイクル等関係なしに点火される為にバックファイャーを起こしてインテークハウジングが抜けたり、最悪の場合はシリンダーに異常燃焼でシリンダーに穴があいたりします。

使用状況によってどのくらいで交換したら良いかは難しいです。
４年、4万ｋｍくらいですかね。
デストリビューターはリンク品があります。
以前はベルトを入手して交換が可能でしたが、最近は入手できなくなったようです。（謎のルートで入手可能？）
また、対策のベンチレーションキットでベルトを冷やすようになっています。　
デスキャップを外して見れば一目瞭然にわかるわけですが、エンジンルーム左側の２つあるファイナルステージのカプラーを１づつ抜けばエンジンが止まるのでわかります。２ついっぺんに抜いたらダメですヨ。止まって当たり前。生き残っているインテーク側のを抜いて下さい。
さて、どちらでしょう？。交代で抜いて、どちらでも止まらなければＯＫです。